かわいい我が子が苦しむ姿、親としてはつらいものがありますよね。
便秘に悩む子供は昔に比べずいぶん増えています。3日間もお通じがないようなケースが意外に多く、子供の半分は便秘というデータもあります。
安心して遊べる場所が少なくなり、今の子供たちは運動不足気味、さらに塾や習い事によるストレスが便秘に悩む子供たちを増やしているのではないかと言われています。
小学生から中学生、高校生へと環境の変化によるストレスなど子供たちは大人に負けないくらいいろいろなストレスを抱えているもの。
便秘になると、元気がなくなったり、食欲がなくなったりしますから、何とか早く克服してあげたいものです。かといって薬にはなるべく頼りたくないもの。
そんな子供の便秘を改善するにはどのような方法があるのでしょうか?ここでは薬に頼らずお子様の便秘を改善するための幾つかの対処法をご紹介します。
便秘改善の基本は食物繊維の食事から
食事メニューになるべく多くの食物繊維を摂り入れる工夫をしたいですね。ここはお母さんの腕の見せどころ!大人では一日10g程度の食物繊維が欲しいとろですから、子供なら、5g程度を目安に献立を考えてみましょう。
1)食物繊維の多い食べ物
最も、食物繊維が多く含まれる素材は根菜類、豆類、野菜類、果物、雑穀類などです。また、ご飯に麦を加えれば食物繊維が1グラム程度アップできますし、無理なくいただくことも出来ます。子供が嫌がらないように、知らずしらずに食物繊維がとれるようなメニューを工夫したいですね。
2)納豆の摂取
朝の時間は、納豆ごはんにするといいでしょう。数グラムの食物繊維がとれます。また、納豆味噌汁にしてもいいですね。枝豆をそのままゆでて食べるか、そのままではどうも、ということなら牛乳と混ぜてミキサーにかけてスープにすればきっと喜ばれますよ。
3)果物にヨーグルト
果物は子供が大好きですが、ヨーグルトに加えて食べれば、乳酸菌も一緒に摂ることになり効率的ですね。例えば、バナナ1本で約1gの食物繊維が摂取出来ることになります。リンゴにも食物繊維が多いのでリンゴを加えてもいいですね。もちろん、梨やマンゴーなどもお勧めです。また、リンゴジュースをおやつに摂ることでもいいですね。さらに、いくつかの果物とヨーグルトに蜂蜜を加えてスムージーなどにすればきっと喜んで食べてくれると思います。
4)さつまいも
さつまいもには食物繊維が豊富にふくまれます。ご飯と一緒に炊き込めば、さつまいもごはんが簡単に出来上がりです。サツマイモ、一口分でも1グラム程度の食物繊維を含みます。
トイレは時間を決めて習慣化、運動で腸を活発に
昔と違い、外での遊びが少なく、腸への物理的刺激が少なくなっている傾向にあります。そんな場合は、一緒に遊びながら、お腹の運動が出来るような習慣を作りたいですね。休みの日には外を一緒に歩いたり、公園に出かけたり、お家ちの中なら、一緒に体操をするということもいいですね。
また、トイレに行く時間がいつも決まっていないようなら、トイレ時間を決めてあげると習慣化する可能性もあります。
いづれにしても、便秘の解消には、食事の工夫を中心にして、様々な方法を摂り入れ、どの方法が効果的かを見定めながら、上手に便秘への対処を考えることが大事ですね。