ちょうど50代半ばになったときです。よく下痢をするようになりました。もっとも、私は若いときから、下痢をすることが多かったのですが、それが年のためかひどくなったのです。当時、予備校で数学を教えていました。
下痢のため、授業中、やむなくトイレに駆け込む事態に
予備校の授業は一こま90分授業です。ですから、その90分の間は教室から離れるわけには行きません。ところが、下痢のため、授業中、やむなくトイレに駆け込む事態になったのです。
本当に困りました。そこで職場の先輩に聞くと、年のためで、60歳に近くなると下痢をよくするようになったという人が多いのにきづきました。
腹巻で下痢の回数が明らかに減少
その一人に腹巻をするとよいといわれたのです。早速、腹巻を買って、それをシャツの下につけました。腹巻など、子どものとき、祖母が作ってくれた手製のものを使った経験がありますが、買ったのは初めてです。
シャツの下に着るのですから、毛糸の厚いものではなく、ごく薄いものです。しかし、効果がありました。
乳酸菌とバナナでさらに腸の調子が良く
下痢の回数が明らかにへりました。その上、同僚に勧められて、乳酸飲料を飲むようにしたのです。乳酸飲料も効果がありました。
ヤクルトやマミーを飲むと、明らかに下痢が止まるのです。さらに以前から気がついていたのですが、バナナを食べると下痢はしなくなるのです。そこで、毎日とはいえませんが、1週間のうち、数日はバナナを食べるように心がけました。
バナナにも乳酸菌にも整腸作用があるのですね。それ以来、退職するまで下痢に悩まされることはほどんどありませんでした。そのうえ、若いときより、腸の調子がよいようです。
腸内環境改善で花粉症も治ったような
一時、前立腺がんの治療で入院していたとき、すこし、腸の調子が悪くなりましたが、退院後、また元に生活に戻ると、再び、腸の調子がよい毎日が続いています。
そのうえ腸内環境がよくなったためか、毎年、悩まされていた花粉症もあまり感じません。花粉症が治ったような感じです。
これも腸内環境がよくなったためか、また乳酸飲料などを続けてのんでいるためかわかりませんが、よい効果が続いていることは確かです。
それでも食べるものには注意しないと下痢になることも
アイスクリーム
ただ、それでも腸内環境が悪くなるのか、下痢をすることがあります。それは夏にアイスクリームを食べたときです。もう一つは少し古くなった食べ物を食べたときです。
普通にアイスクリームを食べているときは、下痢などしません。しかし、アイスクリームがおいしくて、つい食べ過ぎることがあります。
とくにスーパーなどで大量に買ってきたときです。数日かけて食べる量を、一日で食べたときは、よく下痢をします。また、そのようなときは熱もでます。若いときには大丈夫でしたが、やはり、60代の内臓なのです。
鮮度の悪いもの
それから、もう一つ、二日ほど前に調理したおかずなどは冷蔵庫から出して、温めたのち食べるのですが、若いときには、それでも大丈夫だったのですが、やはり下痢をします。ですから、古いものは食べないようにしています。あとは足の速い食材、つまり腐りやすい食材は、なるべくその日のうちにたべるようにしています。
例えば、豆腐などいくら密閉してあっても、腐りやすいですから、買ってきたその日のうちにたべます。 豆腐は女房に頼んで、豆乳を買ってきて、それから豆腐を作っています。この場合は、本当にその日にできた商品です。安心して食べています。というのは、その日に買ってきても、すでに古くなっている食材もあるのです。
牛乳は温めてから
あと、気をつけているのは牛乳ですね。牛乳は若いときは、そのまま飲んでも下痢をすることはありませんでした。しかし、いつのころからか、牛乳で下痢をするようになりました。ところがある日、牛乳を温めてから飲んだのです。
すると下痢をすることはありませんでした。そんなわけで牛乳を飲むときは必ず、温めてから飲むようにしています。もう一つ、注意している食材は卵です。
生卵
卵も若いときは熱いご飯に生卵をかける、卵ごはんが大好物でした。しかし、いつの頃からか、卵ごはんでも下痢を起こすようになりました。そこで卵も料理の中に入れたり、ゆで卵にしたりしてたべています。これなら、下痢をすることはありません。