慢性下痢体質でもあまり気にしてなかった小学生時代
小学生高学年くらいの頃に風邪をひいてかかりつけ医に受診してもらっている時の問診で下痢もしていると伝えた所「あなたは昔からお腹弱いね。風邪をひくと必ずお腹も壊すもの」と指摘されたことをよく覚えています。
それまで自分はお腹が弱いという認識はなく、むしろ軟便なのを便秘したことがない優秀なお腹の持ち主だと思っていたくらいなのですがそこで指摘をされ始めて自分はお腹が弱いものだと気付きました。
とは言え、昔からの軟便体質なので何か困っているかと言われるとそういう訳でもありませんでした。今まで軟便が普通だったのでこれからも変わらないのだろう、としか当時は思えませんでした。
中学に入って状況が一変!電車通学で便失禁
小学生の頃は通学も歩きでしたし遠出をすることも少なかったので困る機会はあまりありませんでしたが、中学に進学すると片道約1時間の電車通学が始まりました。
私の場合はまだ朝下り方面の電車に乗って、帰りに上り方面に乗車するので超満員電車という訳ではありませんでしたが、やはり朝はダイヤが乱れがちです。
そこで困るのが「前の電車に接近してしまっているのでしばらく停車致します」のアナウンスです。
慢性下痢体質の私は便意が襲ってきてからの耐久性は恐ろしく低いです。軽い便意から脂汗が出て真っ直ぐ立っているのが困難な程の腹痛まで進化するのはものの2~3分です。
そんな時は小刻みに震えながら痛みにひたすら耐えるしか術はありませんでした。さらに限界まで到達すると服の上からですが肛門を押さえて出てしまう物を物理的に押し込んでいました。お恥ずかしい話ですがパンツにシミができていたことも何度かあります。それでも下痢の強烈な便意には対抗できず決壊したことが人生で3度あります。
ヨーグルトやヤクルト、カルピス等の乳酸菌は効果なし
そんな下痢体質の腸内環境を持った私ですが薬が元々大嫌い。風邪をひいて病院へ行くも風邪が治りはじめると独断で薬を飲むことを止めてしまっていました。薬が嫌いなのでヨーグルトやヤクルト、カルピス等は積極的に摂取していましたが私の慢性下痢体質には効果は感じられませんでした。
排便時肛門が痛くなった時は整腸剤を服用していましたが、本当に我慢できない時だけです。中学時代からそんな状態ですが幼い頃からの慢性下痢体質なので意識することはあまりありませんでした。単純に自分はお腹が弱い。という認識のみです。
腸内の健康には弱酸性を保つことが重要だと言われています。アルカリ性になると急激に悪玉菌が増殖しやすくなるのでやはり腸内フローラの観点でも下痢体質は早く改善したいものですね。
ついに「腸炎」で救急病院へお世話になることに
それから大分経過し、昨年の8月末日に腹痛のためベッドから立ち上がることすら困難な状況になってしまいました。日曜日だったのですが少し落ち着いた時に救急病院まで妻に連れて行ってもらい診断を受けたところ腸炎との診断結果が出ました。
腸炎とはそのままですが腸が炎症を起こしてしまっている状態です。イメージは腸が捻挫しているとイメージしてみて下さい。何か食べ物を食べると腸が動いて激痛が走ります。私の場合はかなり重度の炎症を起こしていたらしく水ですら激しい腹痛に襲われました。
しかも痛み止めは処方することができません。理由は痛み止めとは腸の動きを止めて痛みの発生を防ぐものだったのですが、腸の動きを止めてしまうと結果その止めていた分だけ治るのが遅くなる。というのが理由です。
結論ですが痛みに苦しむ時間は変わらないとのことでした。食べることもできず、水を飲むことすら困難だったので3時間程点滴を打ってもらいその日は帰宅しました。
帰宅後の食事はカップのヨーグルトを1時間かけて食べる物と水をほんの少しずつチビチビ飲む。そんな生活が3日間続きました。3日後は多少回復しましたが、食後はやはり腸が動くので腹痛が襲ってきます。
腸内環境の改善を!と生まれて初めて決心
それを経験して人生で初めて腸内環境の改善を!と生まれて初めて決心しました。まずは手軽かつ確実に効果が出る服薬治療です。
ザ・ガードコーワ整腸剤PCで滅多に下痢にならなくなった
ドラッグストアのにいらっしゃる薬剤師さんにどの整腸剤が良いか尋ねた所「ザ・ガードコーワ整腸剤PC」を勧めてくれました。
ドラッグストアで入手可能の整腸剤は沢山ありますが、そんな中ザ・ガードは唯一第3類医薬品として認められていました。実際効果はてき面で若干軟便というのは否めませんが下痢をすることは滅多になくなりました。
お腹を冷やさない「腹巻き」
それに加えお腹を冷やすような行為を一切絶ちました。具体的に言いますと部屋にいても最低Tシャツ1枚は着るようにしたという点と、少しでも肌寒い日になると腹巻を着用するようにしました。
最近の物は腹巻にポケットがついておりホッカイロを入れてより温めることもできるようになっており大変便利です。男性用の腹巻はまだ少ないですが、幸い私は細身なので妻にレディースの腹巻を何枚か購入してきてもらいました。
それでかなり慢性下痢が改善されたと妻に伝えた所毛糸のパンツも進められましたが、さすがに自尊心が許さずそちらは実用未経験です。
お腹の冷えで下痢が起こる理由は自律神経の乱れだとか、体温維持のために体が水分を排出しようとしているなど諸説あります。
「腹巻き」はちょっと恥ずかしいかもしれませんが慢性下痢や軟便でお悩みの方は試してみては。
冷たい飲み物は極力控えるように
あとはよほど暑い日ではない限り冷たい飲み物を飲むのも控えるようにしています。最近ですと常温で販売している水がコンビニでも販売しているので、ホットを飲むのには抵抗があるような少し暖かい日は常温の物を購入しています。
「コーヒー」を減らして「ハーブティー」で代用
さらに、毎日何敗もコーヒーを飲んでいたのですが、飲む量を減らしました。減らした分はハーブティーで代用しています。種類は色々飲んでいますがお腹の調子があまり良くないと感じた時は極力カモミールティーにしています。カモミールには鎮痛作用もある為これも割とはっきりとした効果が見受けられました。
カフェインは利尿作用も強いので下痢で脱水状態にあるときは特に禁物ですよ。
激しい下痢の腹痛が大分減ってきた
これらにより、未だに軟便ではありますが耐えがたい程の下痢の激しい腹痛に襲われる回数は大分減ってきました。現在は漢方を少し調べて医薬品からそちらへシフトしてみようかとも考えております。
漢方にはリラックス効果でストレスを緩和するもの、自律神経を整えるものなどストレス性の下痢に効果を発揮してくれるものがあるので試してみる価値は十分にありそうですね。
貴重な体験談ありがとうございましたm(_ _)m