3/19(土)21時「世界ふしぎ発見 アンチエイジングも!花粉症も!脳も!知られざる腸内細菌パワーで話題」が放送
番組の中でスーパーイソフラボンと呼ばれるエクオールについて興味深い内容でしたね。
世界ふしぎ発見の中でエクオールの調べ方、検査方法(ソイチェックラボ)についても触れられていましたがエクオール検査ソイチェックにはちょっと誤解が多そうなので
エクオールの検査ソイチェックの誤解について紹介したいと思います。
ソイチェック検査の調べ方はエクオール産生菌の検査ではありません
いきなり確信に触れるところですが、検査キットを使って自宅でエクオールの検査ができるというソイチェックラボの検査について、残念なお知らせがあります。
「エクオールは産生できる人と産生できない人がいる」ということが大きくクローズアップされていますが
ソイチェックラボの検査ではエクオール産生菌を直接検査できません。
自分がエクオール産生菌の保有者なのか、それとも全く菌がないのかがはっきりわかるわけではないんです。
菌の検査ではなく尿中のエクオール量の検査
ソイチェックラボの検査は尿検査です。
尿の中にエクオールが含まれているかどうかの検査であってエクオール産生菌の有無の検査ではなかったんです。
番組でも紹介があったようにエクオールは大豆の成分「ダイゼイン」からエクオール産生菌によってつくりだされます。
つまり、大豆を食べなければエクオールが作られないのは当たり前で、検査結果も当然バツ判定がでることになるでしょう。
また、あなたがエクオール産生菌を腸内に保有していても、その菌が活発に働いていなかった場合も悪い判定が出る可能性があるとのことです。(ソイチェックラボの公式HPにも記載がありました)
ソイチェックの結果は変動する
エクオール産生菌の有無がはっきり判定出来ないと言うこととつながってくるのですが
ソイチェックの結果は変動する事がソイチェックラボのHPでも説明されています。
一旦ソイチェックの判定がダメだった人でも後々検査してみたらエクオールが検出される、なんてことが起こるのだとか。
そのため、ソイチェックラボのHPでは定期的な検査がすすめられています。
ちなみに、ソイチェックラボの検査は1回4000円前後の費用がかかります。
要するに、繰り返しになりますがソイチェックを受けてもエクオール産生菌の有無が確実に判別できるわけではありません。
あくまでもエクオール産生菌がありそう、なさそう、という可能性の判別材料といえそうです。
ソイチェックを受ける場合の注意点
2、3日間大豆製品をしっかり摂ってから検査すること
エクオール産生菌を保有していても大豆製品の「ダイゼイン」がなければエクオールは生まれません。ソイチェックを受ける場合は納豆や豆腐、味噌など大豆製品をしっかり摂取してから検査しなければ意味がありません。
おかなの調子の悪い時は検査しないこと
便秘や下痢などお腹の調子が悪い時は善玉菌がうまく働いていない可能性が高いです。エクオール産生菌も「乳酸菌ラクトコッカス20-92株」や「ビフィズス菌ブレーベ15700、」「ビフィズス菌BB536菌」などといったいわゆる善玉菌です。検査を受けるならお腹の調子の悪い時は避けましょう。
ソイチェックはサプリ販売の布石?
ソイチェックラボで検査した人の口コミで見逃せないものがありました。
ソイチェックを受けた後にエクオールサプリの広告メールが届くというものです。
ソイチェックを受けました。結果がどうこうということでなく、企業姿勢に問題があると感じてます。
後日、○○製薬からモニター勧誘のダイレクトメールが来たのです。
電話でどうしてこのダイレクトメールが送られてきたのかを窓口に聞くと、このソイチェックを受けた人を対象にしているとのことでした。
非常に不愉快でした。
参照:amazon.co.jp
私自身ソイチェックを受けたわけではありませんので詳しいことはわかりませんが
ソイチェック → エクオールサプリの紹介 という流れがあり、一部の利用者は不快な思いをしていることは事実のようです。
ソイチェックは私も関心があります。ただ、エクオール産生菌の有無がちゃんと判定できるようになるまでは個人的にまだまだ様子見かな、といったところです。
ソイチェックの料金も4000円程度かかりますので定期的な検査が必要ということだとちょっと躊躇してしまう価格でもあります。
サプリ販売とつながっているところも少々引っ掛かりますし。